保守点検で、ある槽の水位が前回より低い状態が続き、槽壁に亀裂と湿潤痕、隔壁の一部破損を確認した。周辺地下水位は高く、降雨後には槽内水位が上昇することもある。対応として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
JOK-MA-042では、破損所見を単なる外観異常で終わらせず、水位・地下水条件と組み合わせて漏水又は外部水侵入を切り分け、隔壁等の機能影響、応急措置、補修・更新判断、対応後確認までつなげる。参照 —— 槽本体の損傷は外観の大きさだけで軽重を決めず、漏水、変形又は処理機能への影響が生じていないかを確認します。(→外観・周辺環境の点検(23)) 各単位装置の水位低下は、槽本体や管渠からの漏水を疑う重要な手掛かりです。(→水位異常の診断(12)) 恒久対応は、損傷箇所・程度、槽の材質・型式及び全体の劣化状態を確認し、補修で機能を回復できるか、部材又は槽の更新が必要かを判断します。(→外観・周辺環境の点検(28)) 補修又は更新後は、損傷箇所を覆ったことだけで完了とせず、水密性と本来の流路・処理機能が回復したことを再確認します。(→外観・周辺環境の点検(30))
関連する用語・解説
項目を選ぶと、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きの項目には解説記事があります。
関連問題
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 活性汚泥方式の保守点検で、前回よりMLSSが上昇し、SVと沈殿槽の汚泥界面も増加傾向にある。一方、ばっ気槽中央のDOは1.2mg/Lで、直近は余剰汚泥の引抜量を減らしていた。活性汚泥槽の運転管理として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 接触ばっ気槽で、左側は気泡と水流が強い一方、右側は気泡が弱く水流も乏しい。ブロワは運転しており、強い側で測ったDOは確保されているが、左右の空気配管・バルブ開度・散気管の状態は未確認である。散気状態と空気量の調整として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 汚泥移送用のエアリフトポンプで、揚水管内には気泡が見えるが、移送先への汚泥移送量が前回より少ない。ブロワは運転しているが、エアリフト用空気弁、空気配管、揚水管内の閉塞、槽内水位、移送先水位は未確認である。エアリフトポンプの点検として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の保守点検の法的位置づけと標準的な進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 保守点検で複数の測定・観察結果から処理状況を判断する方法として、最も適切なものはどれか。 →