集合住宅の浄化槽で、マンホール周辺と1階の洗面所付近に悪臭が出ている。排気ファンは回転しているが、最近は使用人数が増え、清掃時期も近い。生物処理槽の撹拌は前回より弱く見え、室内側の排水トラップの封水状態は未確認である。悪臭の診断と対策として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
判別軸は、悪臭を発生源と漏出経路に分け、処理状態・負荷・汚泥/清掃と、臭突・蓋・トラップ等を組み合わせて原因候補を絞ること。ファン回転、清掃時期、弱い撹拌、室内臭のどれか一つだけで原因を確定せず、原因対策後に臭気の位置と処理・通気状態を再確認する。参照 —— JOK-MA-031では、悪臭を「臭いがする」という一所見だけで扱わず、発生槽・臭気を感じる位置・発生時期・使用状況・処理状態・汚泥蓄積・通気経路を対応づけ、発生源と漏出経路を分けて原因候補を絞ります。(→通気設備と臭気対策(60)) 槽内で臭気が発生する原因と、その臭気がマンホール、臭突、建物内等へ現れる経路は別に確認します。処理状態が悪く臭気生成が増えている場合と、臭突・蓋・トラップ等の漏出経路に問題がある場合は、対策が異なります。(→通気設備と臭気対策(61)) 原因候補を絞った後に、ブロワ・散気の復旧、汚泥・清掃状態への対応、通気経路や蓋・トラップの是正、使用者への使用方法説明等から必要な措置を選び、単一の薬剤投入を万能な臭気対策として扱いません。(→通気設備と臭気対策(67)) 対策後は、臭気の強弱だけでなく、発生位置、処理状態、ばっ気・通気の実状態、汚泥・スカムの蓄積、蓋・トラップ等の原因側所見を再確認し、実施した措置と結果を記録します。(→通気設備と臭気対策(68))
関連する用語・解説
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