活性汚泥方式の保守点検で、前回より混合液が暗く見え、フロックが細かく分散気味で、静置時の沈降・上澄みとの分離も悪くなっている。一方、採水時の処理水には目立つ濁りが見られなかった。汚泥性状の評価として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
判別軸は、色・沈降・フロック・処理水の各所見を単独の確定診断にせず、時間変化と運転条件を組み合わせて原因候補を絞ることである。参照 —— 環境省の浄化槽法定検査判定ガイドラインは、活性汚泥について、必要に応じ器具等を用いて性状や沈降性等を確認し、沈降性・分離性の不良、未生成、著しい量の増加等を処理機能への影響と関連付けて評価しています。(→汚泥性状の観察(2)) 臭気だけで腐敗や酸素不足等の原因を断定せず、発生場所、機器運転、汚泥状態、DO、清掃履歴等と合わせて確認します。(→汚泥性状の観察(9)) 現場で沈降のしかたを目視観察することと、所定条件で数値を算出する汚泥沈殿率の試験は区別します。(→汚泥性状の観察(13)) JOK-MA-011では、色、臭気、沈降・分離、フロック、腐敗・分散等の質的所見を組み合わせ、汚泥状態の変化を把握することを扱います。(→汚泥性状の観察(27))
関連する用語・解説
項目を選ぶと、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きの項目には解説記事があります。
関連問題
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 活性汚泥方式の保守点検で、前回よりMLSSが上昇し、SVと沈殿槽の汚泥界面も増加傾向にある。一方、ばっ気槽中央のDOは1.2mg/Lで、直近は余剰汚泥の引抜量を減らしていた。活性汚泥槽の運転管理として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 接触ばっ気槽で、左側は気泡と水流が強い一方、右側は気泡が弱く水流も乏しい。ブロワは運転しており、強い側で測ったDOは確保されているが、左右の空気配管・バルブ開度・散気管の状態は未確認である。散気状態と空気量の調整として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 汚泥移送用のエアリフトポンプで、揚水管内には気泡が見えるが、移送先への汚泥移送量が前回より少ない。ブロワは運転しているが、エアリフト用空気弁、空気配管、揚水管内の閉塞、槽内水位、移送先水位は未確認である。エアリフトポンプの点検として最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の保守点検の法的位置づけと標準的な進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 保守点検で複数の測定・観察結果から処理状況を判断する方法として、最も適切なものはどれか。 →