保守点検で処理水の色が前回よりやや濃く、わずかな臭気も感じた。担当者は最終放流口から一つだけ試料を採り、その試料でpH・透視度・残留塩素をすべて測ろうとしている。放流水の外観・簡易測定として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
判別軸は、放流水の現場確認を一つの採水点・一つの数値へ単純化せず、外観、項目別採水、測定品質、前回値との比較、設備状態を統合して追加点検へつなぐことである。参照 —— JOK-MA-028では、個々の測定原理を暗記するだけでなく、①外観を観察する、②項目ごとに正しい採水点で簡易測定する、③前回値・使用状況・設備状態と照合する、④異常時は原因を一つに決めつけず追加点検へつなぐ、という現場判断の流れを扱います。(→放流水の外観・簡易測定(2)) pH計は所定の調整・校正条件を確認し、簡易比色・残留塩素試薬は測定範囲、試薬状態、発色時間等を使用方法に従って扱います。測定器・試薬の扱いが不適切であれば、設備が正常でも誤った値を得ることがあります。(→放流水の外観・簡易測定(15)) 測定日時、採水点、測定項目、値、外観、使用状況、必要に応じ機器・試薬の状態を記録し、後から「どの条件で得た値か」を追跡できるようにします。(→放流水の外観・簡易測定(17)) 異常値や外観異常は「原因名」ではなく「追加点検の入口」です。汚泥流出、沈降不良、ばっ気不良、水量・負荷変動、消毒剤の供給・接触不良、特殊排水等、観察結果に対応する候補を切り分けます。(→放流水の外観・簡易測定(20))
関連タグ・解説
タグをクリックすると、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きのタグには解説記事があります。
関連問題
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の保守点検の法的位置づけと標準的な進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 保守点検の際に処理状況を把握するために確認する項目として、適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の消毒に関する保守点検上の対応として、適切でないものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽のばっ気槽で泡が多量に発生している場合の原因として、適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 放流水の透視度が低下し、処理水に汚泥が混じって流出している場合の原因として、適切でないものはどれか。 →