保守点検で、前回清掃から8か月の、全ばっ気方式ではない浄化槽を確認したところ、一次処理部のスカム・堆積汚泥が前回より増加し、流出側で浮遊物質の増加も認められ、次回の定期清掃時期まで待つと処理機能へ支障が生じるおそれがあると判断した。清掃業者との連携として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-MA-043の判別軸は、法定の定期回数と状態に応じた前倒し清掃を分けること、保守点検で得た具体的所見を管理者・許可清掃業者へ引き継ぐこと、清掃時期の判定と槽外引出しという清掃作業を混同しないこと、引抜き量を全槽一律にしないことである。参照 —— JOK-MA-043では、①法定の定期清掃回数を確認しつつ、②汚泥・スカム、閉塞、流出水の浮遊物質、貯留余裕等から定期時期より前に清掃が必要かを判定し、③浄化槽管理者と浄化槽清掃業者へ具体的な所見を引き継ぎ、④清掃側で単位装置・型式に応じた引抜き量・範囲と作業方法を確認し、⑤清掃記録と清掃後の状態を次の保守点検へ戻す、という連携で扱います。(→清掃時期・回数の判断(14)) 環境省通知は、清掃時期の判定について保守点検業務と清掃業務の緊密な連携を求めています。(→清掃時期・回数の判断(12)) 汚泥・スカム等を浄化槽外へ引き出す作業は清掃であり、浄化槽管理者が清掃を委託する場合は、法第35条の許可を受けた浄化槽清掃業者へ委託します。保守点検者が清掃時期を判定したことだけを理由に、槽外引出しを保守点検として扱いません。(→清掃時期・回数の判断(17)) 環境省関係浄化槽法施行規則第3条は、汚泥・スカム等の引出し量を単位装置ごとに「全量」「適正量」などに分けて定めています。(→吸引・引抜き作業(1))
関連タグ・解説
タグをクリックすると、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きのタグには解説記事があります。
関連問題
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の保守点検の法的位置づけと標準的な進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 保守点検の際に処理状況を把握するために確認する項目として、適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽の消毒に関する保守点検上の対応として、適切でないものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 浄化槽のばっ気槽で泡が多量に発生している場合の原因として、適切なものはどれか。 →
- 同じ分野: 浄化槽の点検・調整及び修理(保守点検) 放流水の透視度が低下し、処理水に汚泥が混じって流出している場合の原因として、適切でないものはどれか。 →