保守点検で、流出水の採水と移流部の付着物除去を行う。ブラシ操作で汚水の飛沫が生じる可能性があり、作業者の手には小さな擦過傷がある。作業後は同じ車両で次の現場へ移動する。感染・衛生対策として最も適切なものはどれか。
解説
問題全体の補足
JOK-MA-048では、汚水・汚泥への曝露を、飛沫・接触・創傷等の経路から考え、作業内容に応じたPPE、開放創の被覆、PPE脱衣後の手洗い、曝露時の初期対応、器具・作業靴・作業着の洗浄と交差汚染防止までを連続した衛生管理として判断する。参照 —— JOK-MA-048では、汚水・汚泥へ触れる可能性がある保守点検を、①飛沫・接触・創傷等の曝露経路を確認、②作業内容に応じた手袋・眼顔面保護・作業着等を選択、③開放創を覆い汚染した手で顔へ触れない、④PPEを外した後も石けんと水で手洗い、⑤眼等へ曝露したときは直ちに洗浄等の初期対応、⑥器具・作業靴・作業着を洗浄し次の現場や車両へ汚れを持ち出さない、の順で考えます。感染対策を「手袋をすること」だけに縮めません。(→清掃作業の感染・飛散防止(17)) PPEは保守点検か清掃かという業務名だけで決めず、実際の曝露経路で選びます。汚水・汚泥へ手が触れるおそれには防水性のある手袋、飛沫が眼へ届くおそれにはゴーグル等の眼保護、口鼻へ飛沫が届く作業にはマスク又は飛沫防護用フェイスシールド等を作業リスクに応じて用います。(→清掃作業の感染・飛散防止(18)) 手袋は手指曝露を減らすためのPPEですが、外面は汚染され得ます。手袋を外したことで手洗いを省略せず、汚水・汚泥を扱った後やPPEを外した後は石けんと水で手を洗います。作業中も汚染した手袋で顔、眼、鼻、口、開放創へ触れません。(→清掃作業の感染・飛散防止(19)) 採水器、ブラシ、ホース、保護具、作業靴等に汚水・汚泥が付着した場合は、使用後に洗浄し、必要に応じ適切な方法で消毒・乾燥して、次の現場や車両へ汚れを持ち込みません。目立つ固形物だけ拭き取って「見た目がきれい」ならそのまま共用する、という判断を避けます。(→清掃作業の感染・飛散防止(22))
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