自動水質計測装置とは
(1) 自動水質計測装置は、水質項目を連続または一定間隔で自動測定する装置です。pH・DOのような電極式計器だけでなく、COD、全窒素、全りん等を自動分析する装置もあります。
項目によって原理が違う
- pH:ガラス電極等で電位差を測定する。
- DO:電極式や光学式などで溶存酸素を測定する。
- COD:酸化反応を利用する装置や、TOC・UV等との関係を用いる計測方式がある。
- 全窒素・全りん:試料の前処理・分解・発色等を組み込んだ自動計測器が用いられる。
したがって「自動分析計はすべて同じ原理」で覚えないことが重要です。
維持管理で見るところ
- 校正・標準液・手分析値との照合
- 採水配管や試料採取装置の閉塞・汚れ
- 電極、セル、光学部等の汚れ
- 試薬の残量・期限・適正保管
- ゼロ点・スパン等の異常
- 故障時に異常値を実水質変化と誤認しないこと
連続測定は変化を追うのに有用ですが、装置異常や採水異常があれば測定値も信頼できません。
出典・参考
- 環境省「窒素・りん自動計測器による水質汚濁負荷量測定方法マニュアル(改訂版)」
https://www.env.go.jp/water/heisa/tplc/manu_npami/index.html
※装置ごとの測定原理・校正方法・保守周期は、現行の公定法とメーカー取扱説明書を確認してください。