自動水質計測装置

最終更新日: 2026-09-05

自動水質計測装置とは

自動水質計測装置は、水質項目を連続または一定間隔で自動測定する装置です。pH・DOのような電極式計器だけでなく、COD、全窒素、全りん等を自動分析する装置もあります。

項目によって原理が違う

(1) 測定項目によって原理は異なります。pHはガラス電極等による電位差、DOは電極式や光学式、CODは酸化反応を利用する装置やTOC・UV等との関係を用いる方式、全窒素・全りんは試料の前処理・分解・発色等を組み込んだ方式があります。「自動分析計はすべて同じ原理」とは扱いません。

維持管理で見るところ

(2) 校正、標準液、必要に応じた手分析値との照合を行い、計測値の妥当性を確認します。

(3) 採水配管や試料採取装置の閉塞・汚れは、装置本体が正常でも試料の代表性や測定値の信頼性を損なうため確認します。

(4) 電極、セル、光学部等の汚れ、試薬の残量・期限・保管、ゼロ点・スパン等の異常を確認します。装置ごとの保守方法・周期は取扱説明書や公定法等を確認します。

(5) 連続測定は変化を追うのに有用ですが、装置異常や採水異常でも異常値は生じます。急な値の変化を実水質変化と即断せず、計測系と実水質を切り分けます。

出典・参考

  • 環境省「窒素・りん自動計測器による水質汚濁負荷量測定方法マニュアル(改訂版)」

https://www.env.go.jp/water/heisa/tplc/manu_npami/index.html

※装置ごとの測定原理・校正方法・保守周期は、現行の公定法とメーカー取扱説明書を確認してください。

自動水質計測装置に関する問題