BOD(生物化学的酸素要求量)

最終更新日: 2026-07-23

BOD(生物化学的酸素要求量)とは

(1) 水中の有機物が微生物による分解に必要とする酸素の量を示す水質指標です。BODが高いほど、その水は有機汚濁が進んでいて、浄化槽などで処理する必要があります。浄化槽の処理効果を評価する主要な指標の一つです。

ポイント

  • (2) 単位はmg/L(ミリグラム/リットル)で測定される
  • (3) 合併処理浄化槽の性能基準は、BOD除去率90%以上・放流水BOD濃度20mg/L以下(昭和55年建設省告示第1292号)。流入水(処理前)のBODは生活排水の内訳(雑排水・し尿を含む汚水)や建物用途で幅があり、設計上は150〜300mg/L程度の値が目安として使われることがあるが、単一の基準値として定められているわけではない。
  • (4) CODと異なり、生物分解が困難な化学的に酸化可能な物質は測定されない
  • (5) BOD試験は一般に20℃で5日間培養して測定(BOD5)
  • (6) 浄化槽の設計・管理ではBOD負荷量(流入水量×流入BOD)でも評価される

覚え方・ひっかけ

BODとCODは「何を測るか」が異なります。BODは微生物が分解できる有機物、CODは化学的酸化可能な全有機物。河川・湖沼ではCODが主流ですが、浄化槽の生物処理ではBODが重視されます。試験では「浄化槽の改善効果を見る→BOD」「工場排水の全体汚濁度→COD」という使い分けを押さえることが重要です。

出典・参考(2026-07-23確認)

※放流水BOD基準・BOD除去率は上記告示で確認済み(2026-07-23)。流入水BODの「150〜300mg/L程度」は複数の設計資料で使われる目安値の紹介であり、法令上定められた単一の基準値ではない点に注意すること。

BOD(生物化学的酸素要求量)に関する問題