1954年清掃法・し尿浄化槽制度
1954年(昭和29年)の清掃法制定は、従来の「汚物処理槽」を「し尿浄化槽」として整理し、設置手続と維持管理制度を整えた重要な前史です。
法律の位置付け
(1) 清掃法(昭和29年法律第72号)の制定を機に、法令上の呼称は「汚物処理槽」から「し尿浄化槽」へ改められた。
(2) 清掃法では、し尿浄化槽の設置の届出方法と維持管理基準が整えられた。
(3) それ以前は建築基準法による建築主事の確認と汚物掃除法による都道府県知事の許可が重複する場合があったため、新築時に設置する場合は建築主事の確認、その他の場合は清掃法で扱うよう手続が整理された。
(4) この制度は1983年の浄化槽法より前のものであり、現在の浄化槽法第5条等をそのまま規定した法律ではない。
試験での見分け方
- 1954年清掃法 → 「し尿浄化槽」という呼称、設置手続・維持管理制度の整備。
- 1950年建築基準法 → 構造基準の全国共通化。
- 1965年清掃法施行規則改正 → 合併処理・活性汚泥・BOD・定期的専門検査の追加。
出典・参考(2026-09-06確認)
- 環境省「生活環境審議会廃棄物処理部会浄化槽専門委員会第二次報告書について」
- 清掃法(法律第72号)、呼称変更、設置届出・維持管理、手続整理を確認。
- https://www.env.go.jp/hourei/11/000263.html