生態系と物質循環
生産者・消費者・分解者
(1) 生態系では、生産者、消費者、分解者が相互に関係し、有機物や無機物が生物と環境の間を移動します。
(2) 生産者は、光合成等によって無機物から有機物をつくる生物で、代表例は植物や藻類です。
(3) 消費者は、生産者や他の消費者を食べ、既に作られた有機物を利用する生物です。
(4) 分解者は、死骸や排せつ物等の有機物を分解し、無機物へ戻す微生物・菌類等です。
物質循環とエネルギー流
(5) 炭素・窒素・りん等の物質は、生物による取り込み、摂食、排せつ、分解等を通じて形を変えながら循環します。
(6) エネルギーは物質と同じように循環するわけではありません。太陽エネルギー等を入口として生態系へ入り、各栄養段階で一部が熱として散逸します。
生物学的水処理との接点
(7) 浄化槽の生物処理では、微生物が流入した有機物を利用・分解します。自然生態系における分解者の役割は、生物学的水処理を理解する基礎概念になります。
(8) ただし、浄化槽内の反応を自然の食物連鎖だけで説明することはできません。DO、pH、水温、流入負荷、汚泥量・滞留等の人工的な運転条件も処理性能を左右します。
出典・参考
- 国立環境研究所 環境展望台「さまざまな生態系(生物と自然環境の多様性)」
- 生産者・消費者・分解者、生態系での物質とエネルギーの関係を確認。
- https://tenbou.nies.go.jp/learning/note/theme2_2.html