生態系と物質循環

最終更新日: 2026-08-26

生態系と物質循環

(1) 生態系では、植物等の生産者、動物等の消費者、微生物・菌類等の分解者が相互に関係し、有機物や無機物が循環します。

生産者・消費者・分解者

  • 生産者:光合成等によって無機物から有機物をつくる生物。代表例は植物や藻類です。
  • 消費者:生産者や他の消費者を食べ、有機物を利用する生物です。
  • 分解者:死骸や排せつ物等の有機物を分解し、無機物へ戻す微生物・菌類等です。

食物連鎖を通じて物質は生物間を移動しますが、エネルギーは同じように循環するわけではなく、太陽エネルギー等を入口として各段階で熱として失われます。

水処理との接点

浄化槽の生物処理では、微生物が流入した有機物を利用・分解します。自然生態系の「分解者」という考え方は、生物学的水処理を理解する基礎になります。

ただし、浄化槽内の反応を自然の食物連鎖だけで説明することはできません。DO、pH、水温、負荷、汚泥滞留等の人工的な運転条件が処理性能を左右します。

試験のひっかけ

  • 生産者は有機物を消費する動物ではない。
  • 分解者は有機物を無機化する役割を担う。
  • 物質循環とエネルギーの流れを同じものとして扱わない。

出典・参考

  • 国立環境研究所 環境展望台「さまざまな生態系(生物と自然環境の多様性)」

https://tenbou.nies.go.jp/learning/note/theme2_2.html

生態系と物質循環に関する問題