間欠定量移送装置
(1) 間欠定量移送装置は、槽内水を連続的に流すのではなく、一定量ずつ間欠的に後段へ移送する装置です。流入変動をならし、後段の処理へ極端な流量変動を与えにくくするために使われます。
何を調整しているか
装置では、1回あたりの移送量と移送周期を組み合わせて、時間当たり・日当たりの移送水量を調整します。
考え方としては、
1回の移送量 × 一定時間内の移送回数
で実際の移送量を確認します。ただし、作動原理や調整方法は型式によって異なるため、具体的な設定値は維持管理要領書を優先します。
保守点検で見るところ
- 実際に間欠移送が行われているか
- 1回あたり・一定時間あたりの移送量が適正か
- 空気量やエアバルブ等の設定
- 移送管・エア管・装置内部の閉塞
- ユニオンや接続部の外れ・漏れ
- 清掃・調整後に移送量が回復したか
移送量が不足する場合、単に設定を増やすだけでなく、閉塞や空気供給異常などを確認します。
試験のひっかけ
- 「間欠」は不規則に移送するという意味ではなく、装置の周期・条件に従って断続的に移送する。
- 流量調整槽そのものと、槽から水を移送する装置を混同しない。
- 調整値は全機種共通ではない。機種固有の維持管理要領書を優先する。
出典・参考
- ダイエー「FCW型 維持管理要領書」:間欠定量移送装置の清掃、エアバルブ調整、移送水量確認
https://www.daie-industry.co.jp/pdf/fcw/fcw_yoryo_ik_202406.pdf?=1
- フジクリーン工業「維持管理要領書」