間欠定量移送装置
(1) 間欠定量移送装置は、槽内水を連続的に流すのではなく、一定量ずつ間欠的に後段へ移送する装置です。流入変動をならし、後段の処理へ極端な流量変動を与えにくくするために使われます。
(2) 「間欠」は不規則に移送するという意味ではなく、装置の周期・条件に従って断続的に移送することを指します。
何を調整しているか
(3) 1回あたりの移送量と移送周期を組み合わせて、時間当たり・日当たりの移送水量を調整します。基本的には 1回の移送量 × 一定時間内の移送回数 で実移送量を確認します。
(4) 作動原理や空気量、エアバルブ、1回あたり移送量、周期等の具体的な調整方法は型式によって異なるため、対象型式の維持管理要領書を優先します。
(5) 流量調整槽は水を一時貯留して流量変動をならす槽であり、間欠定量移送装置はそこから後段へ水を送る装置です。両者を同じ設備として扱いません。
保守点検で見るところ
- 実際に間欠移送が行われているか
- 1回あたり・一定時間あたりの移送量が適正か
- 空気量やエアバルブ等の設定
- 移送管・エア管・装置内部の閉塞
- ユニオンや接続部の外れ・漏れ
- 清掃・調整後に移送量が回復したか
(6) 移送量が不足する場合、設定値だけを増やすのではなく、移送管・エア管・装置内部の閉塞、空気供給、接続部等を確認し、原因を切り分けます。
試験のひっかけ
- 「間欠」は不規則に移送するという意味ではなく、装置の周期・条件に従って断続的に移送する。
- 流量調整槽そのものと、槽から水を移送する装置を混同しない。
- 調整値は全機種共通ではない。機種固有の維持管理要領書を優先する。
出典・参考
- ダイエー「FCW型 維持管理要領書」:間欠定量移送装置の清掃、エアバルブ調整、移送水量確認
https://www.daie-industry.co.jp/pdf/fcw/fcw_yoryo_ik_202406.pdf?=1
- フジクリーン工業「維持管理要領書」