臭気の評価方法
(1) 臭気は、原因物質の濃度だけでなく、人がどの程度においを感じるかという感覚量でも評価されます。浄化槽の臭気問題では、発生原因の診断と、臭気そのものの測定・評価を分けて理解します。
臭気濃度と臭気指数
臭気濃度は、試料を無臭空気で希釈し、においを感知できなくなるまでに必要な希釈倍数を基礎にした値です。
臭気指数は臭気濃度を対数変換した尺度で、悪臭防止法の臭気指数規制で用いられます。環境省告示では、人の嗅覚を用いる判定試験によって測定する方法が定められています。
臭気強度・快不快度との違い
- 臭気指数:希釈倍数を基礎に数量化する。
- 臭気強度:においの強さを段階的に評価する。
- 快・不快度:においを快いと感じるか不快と感じるかを評価する。
同じ臭気でも、強さと快・不快は同じ概念ではありません。
浄化槽での考え方
測定値だけで原因を決めず、硫化水素等の発生、嫌気化、汚泥蓄積、通気不良、流入負荷などの現場情報と組み合わせて診断します。
出典・参考
- 環境省「臭気指数及び臭気排出強度の算定の方法」
https://www.env.go.jp/hourei/10/000019.html
- 環境省「臭気指数規制ガイドライン」
https://www.env.go.jp/air/akushu/guide_ind/index.html
※悪臭防止法上の規制値や測定手順の詳細は、現行法令・告示を確認してください。