投影法と施工図面の読解
投影図とは
(1) 投影図は、立体物を決められた方向から見た形として平面上に表した図です。施工図面では、平面図・正面図・側面図・断面図等を対応させて位置・高さ・内部構造を読みます。
(2) 一つの投影図だけでは奥行きや高さなどを確定できない場合があるため、複数方向の図を対応させて立体形状を読み取ります。
第三角法
(3) 第三角法では、正面図を基準にしたとき、上から見た図を上側、右から見た図を右側というように、見た方向と対応する側へ投影図を配置します。
(4) 第三角法と第一角法では投影図の配置関係が異なるため、図面を読むときは採用されている投影法を混同しません。
(5) 国土交通省の国家試験問題でも、見取図から第三角法で製作図を作成する課題が用いられており、第三角法は立体と複数投影図を対応させる製図上の基本事項として扱われています。
平面図・側面図・断面図
(6) 平面図は主として上方から見た位置関係を表すため、平面図だけから高さ関係を一意に断定しない場合があります。高さは立面・側面・断面や寸法記載と合わせて確認します。
(7) 断面図は、対象を仮想的に切断して内部の形状・位置関係を表します。槽内隔壁、配管高さ、流入口・放流口等の内部関係を読む際に有効です。
(8) 断面図を読むときは、どこを切断した断面かを示す切断位置・方向を確認します。異なる切断位置の断面を同じ位置の断面として扱いません。
問題での読み分け
- 平面図だけで高さを断定しない。
- 正面・側面・平面の対応を崩さない。
- 断面図では切断位置を確認する。
- 第三角法と第一角法の配置関係を混同しない。
出典・参考(2026-09-05確認)
- 国土交通省 海事局 国家試験問題
- 見取図を基に第三角法で製作図を作成する課題を確認。
- https://www.mlit.go.jp/maritime/content/R6.4-2E.pdf
※製図記号・線種・寸法記入法の詳細は、対象となる現行JIS・設計図書を確認してください。