鋼材の規格記号とは
(1) 鋼材には、用途・材質・強度区分などを識別するための規格記号があります。工事問題では、記号を見て「鋼材の種類なのか、寸法なのか、形状なのか」を切り分けることが重要です。
代表的な読み方
- SS400:一般構造用圧延鋼材で使われる代表的な記号。
SSは構造用鋼材の系列を示し、数字は強度区分を表す目安になる。 - SM400・SM490など:溶接構造用圧延鋼材で使われる記号。末尾にA・B・Cなどが付く場合がある。
- SD345など:鉄筋コンクリート用棒鋼で使われる記号で、形鋼の記号とは別系統である。
規格記号と、H-300×300×10×15 のような断面寸法表記は別物です。前者は材質・規格、後者は形状・寸法を示します。
試験での見分け方
- 英字と数字の組合せが材質・規格を表しているのか確認する。
- H形鋼・溝形鋼・山形鋼などの断面形状とは分けて考える。
- 寸法値や板厚を、材料記号そのものと混同しない。
JISの記号は個別規格ごとに定義されるため、記号を独自に分解して意味を推測しすぎないことも重要です。
出典・参考
- 国土交通省「3次元モデル成果物作成要領(案)」:形鋼の鋼材規格例としてSS400、SS490、SM400A等を整理
https://www.mlit.go.jp/kowan/content/001475838.pdf
- 国土交通省「鋼材類」資料:SS400、SM490、SD345等の規格表記例
https://www.mlit.go.jp/common/000021297.pdf
※規格の正式な適用範囲・機械的性質は、執筆・出題時点の該当JISを確認してください。