1920年汚物掃除法施行規則改正・処理水放流
1920年(大正9年)の汚物掃除法施行規則改正は、水洗便所の汚水を単に貯留・汲取りするだけでなく、「汚物処理槽」で処理した水を公共の水域へ放流する制度へ踏み出した節目です。
改正前後
(1) 改正前は、水洗式便所の汚水について汚水溜を設け、貯留した汚水を随時汲み取る方式が基本であった。
(2) 1920年(大正9年)の汚物掃除法施行規則改正により、「汚物処理槽」で処理したものは公共の水域へ放流できるようになった。
(3) 制度史上の重要点は、未処理のし尿を直接放流する制度ではなく、汚物処理槽による処理後の放流を法制度に位置付けたことである。
(4) 翌1921年には水槽便所取締規則が制定され、汚物処理槽の大きさや放流水の条件等が具体化された。
試験での見分け方
- 1900年 → 汚物掃除法制定。
- 1920年 → 汚物処理槽の処理水を公共水域へ放流可能にした施行規則改正。
- 1921年 → 汚物処理槽の大きさ・放流水条件を水槽便所取締規則で具体化。
出典・参考(2026-09-06確認)
- 環境省「生活環境審議会廃棄物処理部会浄化槽専門委員会第二次報告書について」
- 大正9年の施行規則改正前後の取扱いと、汚物処理槽処理水の公共水域放流を確認。
- https://www.env.go.jp/hourei/11/000263.html