排水パターン

最終更新日: 2026-09-05

排水パターン

(1) 排水パターンは、1日の中で汚水が「いつ・どの程度」発生するかを、時間帯ごとの流入量や流量の変化として表したものです。1日汚水量が同じでも、排水される時間帯が違えば時間最大流量や処理槽への短時間負荷は変わります。

(2) 戸建住宅の実測研究では、排水は短時間に集中する場合があり、洗濯、食事後の片付け、浴室利用・浴槽排水などの生活行動によって大きなピークが生じ得ることが報告されています。

(3) 事業所・店舗等では、勤務形態、休憩時間、食堂の運用、営業時間、来客動向などが排水時間とピークに影響します。住宅の典型パターンを事務所や店舗へそのまま当てはめません。

(4) 時間別流入量のグラフでは、横軸の時刻と縦軸の流量・水量を対応させ、ピークの高さだけでなく、ピークが続く時間、複数ピークの有無、排水が少ない時間帯も読みます。

(5) 日総量は各時間帯の流入を1日分積み上げた量です。日総量が同じ二つの施設でも、一方が均等排水、他方が短時間集中排水なら、排水パターンは異なります。

(6) 浄化槽の性能評価試験では、浴室等からのピーク排水を想定した所定の流入パターンを使う例があります。これは試験条件として再現性を持たせるためのパターンであり、すべての実住宅が毎日その時刻・流量で排水するという実測値ではありません。

(7) 流量調整は、排水パターンのピークをそのまま後段へ通さず一時的に貯留し、後段へより均等に移送することで、水量負荷や名目滞留時間の時間変動を緩和するために使われます。

(8) 実施設の排水パターンを評価するときは、対象施設、利用人数、曜日・季節、操業・生活条件、測定時間幅等を記録し、異なる条件のグラフを同じ固定パターンとして比較しません。

出典・参考(2026-09-05確認)

排水パターンに関する問題