酸素欠乏・硫化水素の危険がある浄化槽槽内へ立ち入る作業の安全管理として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
槽内立入は『短時間』『臭わない』『一度測った』を安全の根拠にしない。濃度測定、換気等、作業主任者・監視、異常時の退避と防護した救助までを一体として扱う。—— 酸素欠乏・硫化水素:法令上「酸素欠乏」は空気中の酸素濃度が18%未満の状態、「酸素欠乏等」はこれに加えて空気中の硫化水素濃度が100万分の10(10ppm)を超える状態を含む(酸素欠乏症等防止規則第2条)。槽内などの密閉空間に立ち入る前に酸素・硫化水素の濃度を測定し(同規則第3条)、換気を行う(同第5条)。硫化水素は高濃度では嗅覚が麻痺し危険なため、臭いだけに頼らない。監視人を置く等、異常を早期に把握する措置を取る(同第13条)。倒れた人を無防備で助けに入ると救助者も倒れる二次災害が多いので、装備なしで飛び込まない。(→安全衛生(2)) JOK-MA-046では、し尿・汚水・汚泥等を入れてあり又は入れたことのある槽等の内部へ立ち入る作業を、①酸素欠乏・硫化水素の危険場所か確認、②酸素・硫化水素濃度を測定、③換気又は必要な空気呼吸器等を準備、④作業主任者・立入管理・監視の下で作業、⑤異常時は直ちに中止・退避、⑥救助は救助者自身を防護して行う、の順で考えます。「臭わない」「入口で一度測った」「倒れたので急いで飛び込む」といった単独判断を避けます。(→安全衛生(27))
関連する用語・解説
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