ある浄化槽で、代表的な評価期間の流入水T-Nが50mg/L、放流水T-Nが20mg/Lで、外部流入・放流の平均流量はいずれも2.0m³/日であった。全窒素除去率と窒素収支の解釈として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
T-N除去率は流入T-Nを分母にして求め、物質収支では濃度だけでなく流量を掛けた窒素負荷量を見る。硝化は形態変化であり、T-Nの系外移行は脱窒や汚泥排出等を含めて整理する。—— 流入T-N濃度を Cin、対応する放流T-N濃度を Cout とすると、濃度ベースのT-N除去率は (Cin − Cout) / Cin × 100(%) で求めます。(→全窒素と窒素除去率(7)) 窒素負荷量は、外部流入・放流について概ね 流量×T-N濃度 で求めます。流量をm³/日、濃度をmg/Lで表すと、数値上の積はg-N/日になります。(→全窒素と窒素除去率(11)) 硝化はNH4-N等をNO2-N、NO3-Nへ酸化する形態変化であり、硝化だけではその窒素が水系外へ除去されたことを意味しません。(→全窒素と窒素除去率(18)) 国土交通省の窒素収支資料でも、流入T-N負荷から、引抜窒素量、残存NOx-N、残存ケルダール態窒素等を分けて収支を整理し、脱窒量を差分として評価する考え方が示されています。(→全窒素と窒素除去率(21))
関連する用語・解説
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