BOD(生物化学的酸素要求量)の測定原理と値の解釈に関する記述として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
解説
問題全体の補足
BODはその場のDO濃度ではなく、所定の希釈・培養条件で生じた酸素消費量を測る。さらに通常BODは硝化影響を受け得るため、BODを『全有機物量そのもの』や『炭素系有機物だけ』と単純化しない。—— BOD5は、適切に調製した試料について培養前のDOと所定期間培養後のDOを測定し、その酸素消費量を希釈倍率や必要な補正に応じて試料1 L当たりの値へ換算して求めます。(→BOD(生物化学的酸素要求量)(5)) BODは、水中にその時点で実際に溶けている酸素濃度であるDOそのものではありません。(→BOD(生物化学的酸素要求量)(3)) 通常のBOD測定では、培養中に硝化が進むと、アンモニア性窒素等の酸化に伴う酸素消費がBOD値へ加わることがあります。(→BOD(生物化学的酸素要求量)(10)) BODは「水中の全有機物量」を直接量る試験ではありません。生物分解されにくい有機物は十分に反映されにくく、微生物活性を阻害する物質があると酸素消費が小さく出ることもあるため、BODだけで全有機物量や原因物質を確定しません。(→BOD(生物化学的酸素要求量)(12))
関連する用語・解説
項目を選ぶと、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きの項目には解説記事があります。