浄化槽で生じる臭気の発生と抑制に関する記述として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-OV-021では、臭気を『代表的な臭気成分』『嫌気化などの発生条件』『発生源と漏出・排気経路』『原因対策』『硫化水素の安全』に分けて判定する。—— 浄化槽・し尿処理・下水処理に関係する臭気には、硫化水素やアンモニア等の臭気成分が関係し得ます。悪臭防止法ではアンモニア、硫化水素等が特定悪臭物質として扱われますが、その事業場規制値を浄化槽の全国一律の運転管理値へ読み替えません。(→通気設備と臭気対策(55)) 汚水や汚泥が停滞し、酸素供給不足や過剰な汚泥蓄積等によって嫌気化が進むと、臭気発生が増える原因になり得ます。ただし、臭気の種類や強さだけから嫌気化を唯一の原因と断定しません。(→通気設備と臭気対策(56)) 臭気対策では、槽内で臭気が生じる発生源と、臭突・マンホール・トラップ等を通じて臭気が現れる漏出・排気経路を分けて確認します。発生源の対策と経路の対策は同じではありません。(→通気設備と臭気対策(57)) 基本的な抑制は、ブロワ・散気等の処理状態、汚泥・スカムの蓄積と清掃状態、流入・使用状況を確認して発生源側の原因を是正し、必要な通気・排気経路や蓋・トラップ等の不備も併せて直すことです。通気口を塞いだり、芳香剤等で臭いだけを隠したりすることを原因対策とはしません。(→通気設備と臭気対策(58)) 硫化水素は高濃度で嗅覚を麻痺させ得るため、臭いを感じるかどうかを安全判定に使いません。槽内・マンホール等の危険場所では、現行の労働安全衛生関係法令・資料に従い、酸素・硫化水素濃度の測定、換気等の安全措置を行います。(→通気設備と臭気対策(59))
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