浄化槽の塩素系消毒を、公衆衛生上の最終工程として捉えた記述として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
消毒を単なる薬剤投入ではなく、公衆衛生上の目的、濃度と接触時間等の条件、残留塩素の評価、過剰投与と副生成物の概念まで含めて理解できるかを判定する。根拠 —— 消毒工程は、生物処理・固液分離を終えた処理水に対して必要な消毒を行い、衛生上安全な状態で放流するための最終工程です。(→消毒(1)) 塩素系消毒は酸化作用等によって微生物の細胞膜、酵素、タンパク質等へ損傷を与え、不活化へつなげます。「塩素が存在する = 瞬時に完全消毒」とは考えず、濃度と接触時間、水質条件を組み合わせて理解します。(→消毒(8)) 残留塩素濃度は消毒状態を確認する重要な水質情報ですが、一回のスポット測定値だけで薬剤残量、継続供給、溶解器・供給装置の機械状態まで正常と確定しません。(→消毒(35)) 消毒剤は多ければ多いほどよいものではなく、対象設備・薬剤の仕様と処理水量等に応じて適切な供給状態を維持します。(→消毒(30)) 塩素系消毒では、水中の有機物等の前駆物質と塩素が反応し、トリハロメタン等の消毒副生成物が生じることがあります。衛生上必要な消毒を確保することと、消毒剤を必要以上に多く入れないことは両立させて考えます。(→消毒(14))
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