ブロワ・空気配管工事

最終更新日: 2026-08-31

ブロワ・空気配管工事

ブロワ・空気配管工事では、必要な空気量を槽内へ安定して供給できるように、送風機の据付状態と空気配管の圧力損失、保護、騒音・振動などを確認します。ブロワ自体の処理上の役割は johkaso-equipment、電源・接地・警報等は JOK-CO-013 で扱います。

法令と設計図書

  • (1) 浄化槽工事の技術上の基準では、浄化槽工事用の図面及び仕様書に基づいて施工することが求められます。
  • (2) 同共同省令は、全ての浄化槽について空気配管の管径、最大長、屈曲数、ブロワ架台寸法を単一の全国一律数値として直接定めているわけではありません。
  • (3) 空気配管の材質、管径、許容長さ、接続方法、逆止弁等の要否は処理方式、設置形態、対象型式で異なり得るため、対象機種の図面・仕様書・施工要領を確認します。

ブロワの設置状態

  • (4) 環境省「浄化槽法定検査判定ガイドライン」では、送風機の取り付け架台や取り付け状態を確認します。
  • (5) 同ガイドラインでは、送風機の設置状況として騒音・振動の発生を確認します。
  • (6) 同ガイドラインでは、空気配管の露出や過長を送風機の設置状況として確認します。
  • (7) 同ガイドラインの送風機設置状況の確認には、防水の確認が含まれます。
  • (8) 環境省の施工確認項目では、空気配管について、露出等により変形・破損のおそれがないかを確認します。

配管長・屈曲と圧力損失

  • (9) 環境省の応急仮設住宅向け施工資料は、空気配管の屈曲数が多い、又は配管が長い場合にはブロワ負荷が増加すると説明しています。
  • (10) 同資料は、このようなブロワ負荷の増加により空気供給量が減少し得ると説明しています。
  • (11) 同資料は、このようなブロワ負荷の増加により部品の劣化が生じ得ると説明しています。
  • (12) 同資料は、屈曲数や配管距離を考慮してブロワの設置位置を決める考え方を示しています。
  • (13) 同資料は、屈曲数や配管距離の増加を避けられない場合、圧力損失を最小限にとどめるため空気配管径を増加させる考え方を示しています。
  • (14) この配管径調整は圧力損失への対処例であり、特定の管径を全浄化槽へ一律適用する法定仕様ではありません。

稼働確認とのつながり

  • (15) 法定検査判定ガイドラインでは、送風機の稼働状況として送風能力の低下、送風量不足、故障等を処理機能との関係で確認します。
  • (16) 空気配管が過長・多屈曲で圧力損失が大きい場合は、ブロワ本体が動いていても必要な空気供給が得られない可能性があります。

試験での注意

ブロワが回っていれば配管長や屈曲は無関係」「共同省令が全機種共通の空気配管径・最大長・屈曲数を直接規定している」「送風量さえ出れば騒音・振動・架台・防水は確認不要」といった記述は不適切です。

ブロワの電源、接地、漏電対策、ポンプ、フロートスイッチ、警報などは JOK-CO-013 pump-electrical-control-work で扱います。

出典・参考

2026-08-31確認。

ブロワ・空気配管工事に関する問題