電気・電力の基礎計算

最終更新日: 2026-08-26

電気・電力の基礎計算

(1) 電力は電気エネルギーを使う速さを表し、単位はW(ワット)です。電力量は一定時間に使った電気エネルギーの量で、WhやkWhで表します。

電力と電力量を区別する

基本関係は次のとおりです。

  • 電力:P = V × I
  • 電力量:E = P × t
  • 1 kW = 1,000 W
  • 1 kWh = 1,000 Wh

たとえば500 Wの機器を2時間運転すると、消費電力量は1,000 Wh、つまり1 kWhです。

直流や単純な抵抗負荷の基礎問題では電圧Vと電流Iから電力を求めますが、実際の交流機器では力率や相数などを考慮する場合があります。問題で与えられた条件を確認し、不要な条件を勝手に追加しないことが重要です。

浄化槽設備との関係

ブロワ、ポンプ、モータ等では、定格電力と運転時間から消費電力量を概算できます。一方、定格値は常に実消費電力と完全一致するとは限りません。

設備の異常診断や電気工事では、計算だけでなく感電・漏電・過負荷等の安全管理が別途必要です。

試験のひっかけ

  • WとWhを同じ単位として扱わない。
  • 電力量は電力に時間を掛ける。
  • kWとW、kWhとWhの1,000倍換算を混同しない。
  • 電力量を求める問題で運転時間を掛け忘れない。

出典・参考

  • 資源エネルギー庁「電気の計量制度について」:電力W、電力量Whの定義

https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/measure/faq/001.html

  • 経済産業省「明日からできるエネルギー教育」:電力・電力量の基礎関係

https://energy-kyoiku.meti.go.jp/

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