有機態リン

最終更新日: 2026-09-04

有機態リンとは

(1) 有機態リンは、生物体や有機物に含まれるリンなど、有機化合物の形で存在するリンを指します。無機態リンとは別の分類です。

(2) 全リン(T-P)は、有機態リンと無機態リンを含むリン化合物全体の総量です。したがって、有機態リンはT-Pの一部です。

(3) 「有機態 / 無機態」と「溶存態 / 粒子態」は別の分類軸です。有機態リンにも溶存性・粒子性があり得るため、有機態 = 粒子態 と固定して考えません。

水処理でどう動くか

(4) 有機態リンは、生物学的な分解・無機化を通じて無機態リンへ移ることがあります。逆に、生物が無機態リンを取り込めば、生物体・汚泥側の有機態リン等として保持されることがあります。

(5) 生物処理や固液分離ではリンが汚泥側へ移るため、処理水のリン濃度だけでなく、汚泥流出や余剰汚泥の引抜きもリン収支に関係します。

(6) 有機態リンはBODやCODと同じ指標ではありません。有機物に関連する概念でも、ここで見ているのはリン元素の存在形態です。

試験での見分け方

  • (7) 「有機態リン = 全リン」→ 誤り。T-Pは無機態リンも含みます。
  • (8) 「有機態リンは必ず粒子性」→ 誤り。有機/無機と溶存/粒子は別軸です。
  • (9) 「有機態リンはBODと同じ有機物指標」→ 誤り。

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出典・参考(2026-09-04確認)

有機態リンに関する問題