ばっ気槽混合液のMLSSが3,000mg/L、MLVSSが2,400mg/Lであった。MLSS・MLVSSの測定と解釈に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説
問題全体の補足
MLSSは活性汚泥法のばっ気槽・反応タンクの混合液中の浮遊物質質量濃度であり、一般の水試料を対象とするSSとは主に試料と用途で区別する。別の粒径区分という意味ではない。MLVSSはMLSSの強熱減量側を基礎とする有機性成分の指標で、MLVSS/MLSSは有機性割合・微生物量の参考になるが生菌の直接計数ではなく、MLSSは方式や他の運転指標と合わせて読む。—— MLSS(Mixed Liquor Suspended Solids、混合液浮遊物質)は、活性汚泥の混合液中に含まれる浮遊物質の質量濃度をmg/Lで表す指標です。(→MLSS・MLVSS(1)) SSとMLSSの違いは主に測定する試料と用途です。 SS(Suspended Solids)は水試料中の浮遊物質量を表す一般的な水質指標であるのに対し、MLSSは活性汚泥法のばっ気槽・反応タンクの混合液(mixed liquor)中に含まれる浮遊物質の質量濃度を表し、主に運転管理に用います。(→MLSS・MLVSS(4)) MLSSはSSとは別の粒径区分を意味する名称ではありません。MLSSの「ML」は Mixed Liquor(混合液)を示し、SSとの区別では粒子径の大小よりも、どの試料を測っているかを押さえることが重要です。(→MLSS・MLVSS(5)) MLVSS(Mixed Liquor Volatile Suspended Solids)は、MLSSを構成する浮遊物質のうち強熱減量として把握される成分で、概ね有機性浮遊物質を表します。(→MLSS・MLVSS(2)) MLVSS/MLSSは微生物量を推定する参考指標として利用できますが、生きた微生物の個体数や質量割合を直接測定した値ではありません。(→MLSS・MLVSS(9)) MLSSが高いという事実だけでは処理状態が良好とは判断できないため、DO、負荷、SV・SVI、処理水質等と合わせて評価します。(→MLSS・MLVSS(12))
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