気候変動が湖沼・河川の水環境へ影響する道筋として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
気候変動の水環境影響は、水温による酸素溶解・生物反応・成層循環と、降水・流量による流出負荷・希釈・滞留時間を組み合わせて読む。全国の水域へ同じ結果を機械的に当てはめない。根拠 —— 水温が上がると、一般に水へ溶け込める酸素の量は低下する方向になります。これは「水温が上がると水中のDOが必ず同じ値だけ下がる」という意味ではなく、酸素の溶けやすさという物理的な条件の変化です。(→気候変動と水環境(11)) 微生物や藻類の反応・増殖速度は水温の影響を受けます。ただし生物ごとに適温や限界があり、「水温が高いほど全ての微生物反応が無限に速くなる」わけではありません。(→気候変動と水環境(12)) 湖沼では気温・水温・風の変化が水温成層やその解除・循環へ影響し、深層への酸素供給、底層DO、栄養塩の挙動や植物プランクトン等の生育条件を変えることがあります。(→気候変動と水環境(13)) 豪雨や渇水、降水パターンの変化は、流出負荷、希釈、流量、滞留時間などを変化させます。気候変動の水環境影響は水温だけでなく、水量変化との組合せで考えます。(→気候変動と水環境(16)) 影響の大きさや方向は水域・季節・水深などによって異なるため、「気温が上がれば全国すべての水域で同じ水質変化が起きる」とは考えません。(→気候変動と水環境(15))
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