浄化槽の処理性能と実際の放流水質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
処理性能は『BOD濃度』『BOD除去率』『高度処理型の性能区分』『適用対象』『型式性能と実測水質』を分けて読む。特に20 mg/Lと90%は相互代替ではなく、高度処理性能も全型式一律ではない。認定性能があることと現在の運転状態が正常であることも同義ではない。—— 現行制度で新設される通常型の合併処理浄化槽については、基本となるBOD性能として放流水BOD 20 mg/L以下かつBOD除去率90%以上が用いられます。濃度と除去率はどちらか一方だけで置き換えず、両方を区別して読みます。(→浄化槽の処理性能(1)) 浄化槽法の放流水質基準が創設された際、みなし浄化槽や施行前に既に設置されていた浄化槽等には適用除外が設けられました。したがって「現在存在するすべての浄化槽に、設置時期・制度区分を問わず同じ20 mg/L・90%基準が直接適用される」と一般化しません。(→浄化槽の処理性能(3)) ただし、すべての高度処理型が同じT-N・T-P・BOD性能を持つわけではありません。対象型式がどの性能区分で認定され、どの性能目標を持つかを認定図書・型式資料で確認します。(→浄化槽の処理性能(5)) 型式の処理性能は、所定の条件で達成すべき設計・認定上の性能を示します。実施設の放流水質は、流入負荷、水量変動、温度、保守点検、清掃、機器状態、汚泥状態等の影響を受けるため、認定性能の表示だけで現在の実水質が正常と断定しません。(→浄化槽の処理性能(6))
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