COD(化学的酸素要求量)の測定原理、BODとの違い及び環境基準・浄化槽法定検査での位置づけに関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説
問題全体の補足
CODは『有機物量そのもの』ではなく、所定の化学的酸化で消費される酸化剤量を酸素量へ換算する方法依存の指標である。BODとの原理差、河川=BOD・湖沼/海域=CODという生活環境項目の環境基準の使い分け、公共用水域の環境基準と浄化槽法定検査の制度差を分けて覚える。—— COD(化学的酸素要求量)は、試料中の被酸化性物質を所定の化学的条件で酸化するときに消費される酸化剤の量を、酸素の量に換算して表す水質指標です。(→COD(化学的酸素要求量)(1)) CODの値は、用いる酸化剤、液性、濃度、加熱温度、反応時間などの測定条件によって変わり得ます。そのため「COD」という名称だけで方法の異なる測定値を同一尺度として扱いません。(→COD(化学的酸素要求量)(5)) BODは所定条件で微生物が酸素を消費する量を測る生物学的な試験であるのに対し、CODは酸化剤による化学的酸化を利用します。両者は同じ「酸素量」の単位で表されても、測定原理と反応する物質の範囲が異なります。(→COD(化学的酸素要求量)(7)) 日本の生活環境の保全に関する環境基準では、河川(湖沼を除く。)の有機汚濁に関する項目としてBODが設定されています。(→COD(化学的酸素要求量)(9)) 同じ環境基準では、湖沼と海域の有機汚濁に関する項目としてCODが設定されています。(→COD(化学的酸素要求量)(10)) 現行の国の第7条・第11条法定検査で原則とされる水質検査項目には、pH、DO、透視度、残留塩素、BOD等が掲げられていますが、CODはその水質検査項目には含まれていません。(→COD(化学的酸素要求量)(12))
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