ピーク係数

最終更新日: 2026-09-05

ピーク係数

(1) ピーク係数は、汚水流入の時間的な集中度を表すために、ピーク時の流量を基準となる平均流量に対する倍率で表す考え方です。本教材の基本計算では、問題文で指定された「時間最大流量 ÷ 24時間平均流量」を用います。

(2) 1日汚水量を24で割ると24時間平均流量を求められます。例えば1日汚水量2.4m³/日なら、24時間平均は0.10m³/時です。

(3) 問題文で時間最大流量0.60m³/時、24時間平均流量0.10m³/時と指定されれば、ピーク係数は 0.60 ÷ 0.10 = 6 です。これはその問題条件で「最大時の流量が平均時の6倍」であることを表します。

(4) ピーク係数が大きいことは、1日の総汚水量そのものが大きいことを意味しません。同じ日総量でも、短時間へ排水が集中すればピークは大きくなり得ます。

(5) 「ピーク係数」「時間最大流量変動係数」等の名称や分母・時間幅は、設計資料・試験方法・対象施設によって定義を確認します。係数名だけを見て分母を推測せず、問題文・資料の定義に従います。

(6) 過去の設計資料等にはピーク係数6の例がありますが、実際の水使用・排水は世帯人員、生活習慣、施設用途、営業時間等で変動します。6 をすべての住宅・事業所・浄化槽へ共通する現行実測値として固定しません。

(7) ピーク流入が大きいほど後段処理へ短時間の水量負荷が集中しやすいため、流量調整ではピーク時の流入を一時貯留し、後段への流量変動を緩和します。

出典・参考(2026-09-05確認)

ピーク係数に関する問題