単独処理浄化槽の第7条検査で、洗浄水の塩化物イオン濃度が100 mg/L、消毒槽に入る直前の処理水が210 mg/Lであった。塩化物イオン濃度の評価として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-020では、塩化物イオンを保存性の高い混入・希釈指標として理解し、第7条検査の単独処理浄化槽では洗浄水を補正したC−C0を用いること、90〜140 mg/Lを生の処理水値や全方式共通基準へ一般化しないことが重要である。—— 塩化物イオンは、水中で分解・沈殿しにくく通常の生物処理でも大きく変化しにくい性質を利用して、し尿・排水の混入や水による希釈の手掛かりとして読む指標です。ただし、海水、地下水・井水、原水中の塩分、薬品等でも濃度が変わるため、単一測定値だけで流入源や処理性能を断定しません。(→塩化物イオン(1)) 環境省通知の第7条検査では、塩化物イオン濃度の試料として洗浄水と消毒槽等に入る直前の処理水を採取します。検査方法にはイオン電極法と硝酸銀滴定法が示されています。(→塩化物イオン(5)) 同通知の単独処理浄化槽の塩化物イオン濃度は、処理水濃度を C、洗浄水濃度を C0 として C−C0 で算定します。処理水の生の測定値そのものを範囲と比較しません。(→塩化物イオン(6)) 通知では、C−C0 で求める単独処理浄化槽の望ましい範囲を90〜140 mg/Lとしています。この数値を合併処理浄化槽や日常の保守点検へ全国一律の処理性能基準として拡張しません。(→塩化物イオン(7))
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