放流水を簡易比色キットで測定したところ、指定反応時間では標準色の上限より濃く、検水自体にも着色があった。別項目では液体用検知管を使う予定である。現場測定の扱いとして最も適切なものはどれか。
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-025では、簡易測定を『指定手順・反応時間・測定範囲 → 妨害確認 → 必要なら許容された希釈や別法 → 結果の位置づけ』の順で扱う。検知管も水質用の液体型を含め、型式別の操作・範囲を守る。—— 比色法・検知管・簡易試験では、「色が付いた」「目盛が読めた」だけで結果を確定しない。測定項目に合う方法を選び、指定された試料量・試薬・反応時間・測定範囲・温度等を守り、着色・濁り・共存物質などの妨害と試薬の状態を確認して値を読む。簡易法は現場の迅速なスクリーニングや傾向管理に有用だが、公定分析と測定原理・前処理が同じとは限らない。(→水質管理の目的と測定計画(26)) 測定範囲の外を、標準色や目盛の延長として正確に外挿しない。 上限を超える発色や目盛超過は「上限より高い」ことを示す手掛かりであり、そのまま倍数計算して精密値を作らない。下限未満も、測れないことと濃度が厳密にゼロであることは同じではない。(→水質管理の目的と測定計画(31)) 検知管は、目的成分、型式、測定範囲、所定の操作、温度・共存物質等の影響を確認して使う。ガステックの溶存硫化物検知管では、共存塩化物イオンの影響を受け海水には使用できない例がある。したがって「検知管なら対象や試料条件に関係なく同じ目盛で読める」とは扱わない。(→水質管理の目的と測定計画(35)) 簡易分析の値を、公定分析・法定検査の値と自動的に同一視しない。 簡易製品は前処理を一部省略したり、公定法と異なる測定原理を使う場合があり、同じ検水でも結果が一致しないことがある。法令・規格・維持管理要領で測定方法が指定されている場面では、その指定方法の適用可否を確認する。(→水質管理の目的と測定計画(36))
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