鉄を利用したリン除去について、鉄系凝集剤・鉄電解・リン酸鉄の関係として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
鉄によるリン除去は、鉄の供給方法と、リンを固相へ移して分離する過程を分けて理解する。—— 塩化第二鉄・硫酸第二鉄等の鉄系凝集剤を添加する方法では薬剤として鉄を供給します。鉄電解法では、鉄電極へ直流電流を流して鉄イオンを水中へ供給します。(→鉄を利用したリン除去の化学(1)) 環境省の高度処理浄化槽研究では、鉄電解脱リン方式で排水中のリンが鉄と結合し、リン酸鉄として汚泥中へ蓄積することが報告されています。詳細な反応機構を一つに固定しなくても、溶存側のリンを鉄との反応で固形物側へ移すことが処理上の共通点です。(→鉄を利用したリン除去の化学(5)) 鉄でリンを固相化してもリン元素が消滅するわけではありません。沈殿・ろ過等で水から分離し、リンを含む汚泥・捕捉固形物を適切に引き抜くことで、処理系全体としてのリン除去になります。(→鉄を利用したリン除去の化学(7))
関連タグ・解説
タグをクリックすると、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きのタグには解説記事があります。