検量線の定量範囲が0.00〜5.00 mg/Lの分析で、原試料5.00 mLを全量フラスコに取り、50.0 mLまで希釈した。希釈後の検液を測定すると2.46 mg/Lで、検量線範囲内だった。原試料濃度の計算と結果の扱いとして最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-026では、『検量線範囲内で検液を定量 → 希釈倍率を単位整合して計算 → 原試料濃度へ換算 → 最後に規定どおり桁を整える』の順で考える。希釈後検液の濃度と原試料濃度、検量線の適用範囲を混同しない。—— WQ-026では、分析装置や簡易測定で得た「検液の値」を、そのまま原試料の値とみなさない。標準液と検量線の範囲を確認し、必要な希釈倍率・単位換算を反映して原試料濃度を求め、計算途中の桁を保ったうえで最後に適用する測定方法・報告規則に従って丸める。(→水質管理の目的と測定計画(44)) 計算前に単位をそろえる。希釈倍率は同じ体積単位同士の比なので無次元であり、mg/Lの検液濃度へ希釈倍率を掛ければ原試料もmg/Lのままである。mg/Lとμg/L、LとmLを混在させる場合は、先に換算関係を明示する。(→水質管理の目的と測定計画(53)) 検量線の範囲判定は、実際に装置へ導入して測定した検液について行う。希釈後検液が2.46 mg/Lで検量線0.00〜5.00 mg/Lの範囲内なら、希釈倍率補正後の原試料濃度が24.6 mg/Lであっても、「24.6が検量線上限5.00を超える」という理由だけで無効にはならない。(→水質管理の目的と測定計画(51)) 有効数字・丸め方は、適用する測定方法・報告要領の指定を優先する。 環境省の公共用水域の報告要領には、項目ごとに報告下限値や有効数字・桁処理を定める例がある。したがって「水質分析は常に有効数字2桁」「常に四捨五入」など一つの規則を全測定へ一般化しない。(→水質管理の目的と測定計画(55))
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