ある処理槽の有効容量は6.0m³、外部からの流入汚水量は2.0m³/日である。維持管理要領では循環比と返送汚泥率はいずれも流入汚水量を基準とし、循環液量4.0m³/日、返送汚泥量1.0m³/日で運転している。名目滞留時間、循環比、返送汚泥率の組合せとして最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-029では、まず何を分母にした比率かを確認する。V/Qの名目滞留時間、循環比、返送汚泥率はそれぞれ別の指標であり、内部循環や返送汚泥を外部流入量へ無条件に加えたり、循環と返送を同じ操作として扱ったりしない。方式固有の設定値は維持管理要領で確認する。—— WQ-029では、容量と流量から名目滞留時間を求める計算と、循環液量・返送汚泥量を基準となる流入量に対する比で表す計算を区別します。どの流量を分母にするかを問題文・維持管理要領で確認し、循環と汚泥返送を同じ操作として扱いません。(→滞留時間・循環比・返送汚泥率(1)) 返送汚泥は沈殿した汚泥を生物反応槽へ戻して槽内汚泥量の維持・調整に関係します。一方、循環液は処理方式に応じて処理水・硝化液等を前段へ戻す操作であり、目的・流路・基準量が異なり得るため、両者の比率を同一視しません。(→滞留時間・循環比・返送汚泥率(7)) 法定検査判定ガイドラインでは、汚泥返送装置・循環装置の故障、調整不能、設定不良が処理機能へ影響し得るとされています。計算上の比率が合っていても、閉塞・故障・実流量不足があれば適正運転とは限りません。(→滞留時間・循環比・返送汚泥率(9)) 返送汚泥率や循環比の標準値・設定値は処理方式や設備条件によって異なります。特定方式の数値を全ての浄化槽へ共通の正常値として一般化しません。(→滞留時間・循環比・返送汚泥率(10))
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