リン除去を行う浄化槽で、処理水のリン酸態リンは低い一方、全リンが高めで、沈殿部には凝集汚泥の増加が認められた。リン化合物・全リンの評価として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-018では、リン酸態リンと全リンを区別し、凝集・生物学的処理ではリンを主に汚泥・沈殿物側へ移すこと、処理水だけでなく固液分離・汚泥引抜きまで評価することが重要である。—— 水質管理でリンを見るときは、どの形態のリンを測っているか、全リンとリン酸態リンを混同していないか、水相から汚泥・沈殿物へ移したリンを固液分離・引抜きで系外へ出せているかを確認します。リン除去を「リンそのものが消滅する反応」とは捉えません。(→リン化合物・全リン(1)) 全リン(T-P)は、リン酸態リンだけを指す値ではなく、水中に存在する各形態のリンを総量として評価する指標です。リン酸態リンが低いことだけを根拠に「全リンも必ず低い」とは判断しません。(→リン化合物・全リン(3)) リンは生物に必要な栄養元素ですが、水域へ過剰に供給されると窒素等とともに藻類増殖や富栄養化を促す要因になります。(→リン化合物・全リン(4)) 凝集や生物学的取り込みで水中から除去されたリンの多くは、汚泥・沈殿物側へ移ります。固形物の流出、沈殿・分離状態、余剰汚泥の引抜き等も合わせて見ます。(→リン化合物・全リン(7))
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