窒素除去型浄化槽で、DOは維持され、アンモニア性窒素が低下して硝酸性窒素が増える一方、前回よりpHとアルカリ度が低下していた。アルカリ度の評価と対応として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-019では、アルカリ度をpHと区別し、硝化による消費とpH低下を関連づけながらも、pH単独で原因を決めない。補給時は設備・薬品条件・安全情報を確認し、実施後の水質を再確認する。—— アルカリ度は「いま何pHか」ではなく、水が酸をどれだけ中和できるかという能力を見る指標です。硝化が進むとアルカリ度が消費されるため、pH・窒素形態・DO・運転条件と組み合わせて評価します。(→アルカリ度(1)) pHはその時点の酸性・アルカリ性の状態を表し、アルカリ度は酸が加わったときに中和できる余力を表します。同じpHでもアルカリ度が異なることがあるため、pHが中性付近というだけで緩衝余力が十分とは断定しません。(→アルカリ度(3)) 硝化が進むとアルカリ度は消費されます。流入アルカリ度が小さい、または硝化による消費が大きい条件ではpHが低下し、硝化反応そのものが不安定になることがあります。アンモニア性窒素・亜硝酸性窒素・硝酸性窒素、DO、負荷、循環等も合わせて確認します。(→アルカリ度(5)) アルカリ度不足が処理機能へ影響し、対象方式の維持管理要領でアルカリ剤補給やpH調整が想定されている場合は、薬品種類・濃度・注入設備・設定値を確認して調整します。全国一律の固定添加量は設定しません。(→アルカリ度(7)) アルカリ剤を補給した場合も、pH・アルカリ度と窒素形態等を再確認し、硝化状態が安定したかを記録します。過剰補給によるpH上昇も避けます。(→アルカリ度(9))
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