同じ現場でpH計とDO計を点検して測定する。pH計は標準液で指示のずれがみられ、DO計はセンサ部に汚れが付着している。測定品質を確保する対応として最も適切なものはどれか。
難易度: 標準
最終更新日: 2026-07-08
解説
問題全体の補足
JOK-WQ-024では、pH計とDO計へ同じ校正手順を当てはめず、各測定原理・機種に応じて標準、センサ状態、温度条件、指示安定を管理する。温度補償や表示桁だけを測定品質の保証としない。—— DO計・pH計等の現場測定器では、数値が表示されたこと自体を「正しく測れた」根拠にしない。測定原理と機種に応じて、校正・調整、標準液や校正条件、電極・センサの状態、温度条件、指示の安定を確認してから結果を採用する。(→水質管理の目的と測定計画(9)) 温度補償は、電極・センサの応答など測定系に対する温度影響を補う機能であり、試料そのもののpHや酸素の溶解状態が持つ温度依存性を消す機能ではない。標準液・試料の温度条件を確認し、異なる水温で得た値を無条件に同一条件とみなさない。(→水質管理の目的と測定計画(18)) DOセンサには隔膜電極式だけでなく光学式もある。隔膜電極式では隔膜や内部液を用いる構造がある一方、光学式には内部液を必要としない製品もあるため、「DO計なら必ず隔膜と内部液を交換する」という一律の保守手順にはしない。(→水質管理の目的と測定計画(16)) デジタル表示の桁数が多いことと、測定の正確さ・信頼性が高いことは同じではない。校正状態、測定方法、機器の分解能・精度、測定目的に見合う桁で記録し、表示された小数桁をすべて同じ確かさを持つ値とみなさない。(→水質管理の目的と測定計画(20))
関連タグ・解説
タグをクリックすると、その物質・法令・分類の一覧や解説ページを開けます。解説付きのタグには解説記事があります。